バンコクで地下鉄に乗ってクロントゥーイ駅へやって来た。バンコクの地下鉄は東南アジアで営業している4路線のひとつ。他に地下鉄が走っている都市はシンガポールとクアラルンプール、マニラだけだ。地下鉄が走っているのは発展している証拠だ。
クロントゥーイ駅へやって来たのは駅の近くにある大きなクロントゥーイ市場を訪れるためだった。同じ名前の市場の最寄り駅のはずなのに、クロントゥーイ駅はそれほど市場に近くない。徒歩で10分くらいかかる場所にあるのだった。
市場へ向かう道すがら大きな通りを渡るために歩道橋を登ると、ようやく市場の屋根が見えてきた。トタン屋根が続いている。その下に生鮮食品が並べられていて、地元の人たちが食料を求めて蠢いているはずだ。そう思いながら屋根を眺めていたら屋根の上にポツンと赤い傘が落ちているのに気がついた。
屋根の上だから落ちているとは言わないかもしれない。でも、その様は落ちているといった感じだ。一体誰がそこに傘を置いたのだろう。ひょっとしたら、メリー・ポピンズが忘れていった傘なのかもしれない。
2018年4月 静物 タイ | |
バンコク 屋根 傘 |
No
10527
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年04月20日
更新日
2024年02月20日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA