東京オペラシティのガレリアは天井が高く開放感に溢れている

オペラシティという名前から判断するに、ここの中心にあるのを想定されているのはオペラ座なのだろう。敷地にはオペラだけでなく、バレエや現代舞踊・演劇を上演するための新国立劇場が設けられている。しかしながら、ここに設けられているのはそれだけではない。パイプオルガンを備えたクラシック専用のコンサートホールもあれば、礼拝堂をイメージしてつくられた小さなホール、リサイタルホールもあって演奏会を催すための施設がてんこ盛りだ。僕には縁はないけど。

僕が初台にあるオペラシティと聞いて思い浮かべるのはアートギャラリーとガレリアだ。近現代美術を中心に展示しているアートギャラリーは、奈良美智や李禹煥の作品を所蔵していているだけでなく、企画展として写真作品を展示することも多い。その一方でガレリアとは高層ビル部分と新国立劇場を接続している半外部空間の部分のこと。この写真を撮ったところだ。ここは天井が高くて開放感がある。甲州街道側からやって来て、建物と建物に挟まれたガレリアの緩やかな階段を上がっていくと、まだ遺跡になっていないのに古代遺跡の中を歩いているような気分に浸れるので好きなのだ。

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