長く続く階段を登り終えて、ワット・サケットの頂上へ辿り着いた。頭上に青空が広がっている。日差しは強いものの、風が通り抜ける頂上はちょっと涼しい。バンコクは発展していて、高層ビルももちろん建っているのだけれど、そのような近代的な建物はこの寺院の周囲には建っていない。ワット・サケットがある辺りは古くから町のある場所で、そのような開発はされていないのだ。そのため観光名所は点在しているけれど、いわゆる現代的な繁華街からはちょっと離れている。頂上からは高層ビルが遠く地平線の辺りに立ち並んでいるのが見えた。
アユタヤ王朝の時代からあるという長い歴史のあるこの寺院には、この丘に建てられた施設以外にも建物が建っている。境内は丘だけではないのだ。眼下に見える建物はその類いだと思われる。歴史ある寺院では働いている人の数も多いに違いない。ぼんやりと眺めていると、建物と建物の間を走る道に人影が現れた。日傘を差して歩いている。人影たちは、まっすぐに伸びた道をゆっくりと歩いていた。
2018年4月 町角 タイ | |
バンコク 町並み 通路 屋根 |
No
10502
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年04月02日
更新日
2024年02月27日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
風景写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA