元興寺(奈良市)
国分寺の塔の十分の一の雛形だとする説もある五重小塔は工芸品ではなく、建造物として国宝に指定されている
新薬師寺(奈良市)
見ごたえのある十二神将立像のある新薬師寺は、東大寺や春日神社とは対照的に空いている
東大寺鐘楼(奈良市)
東大寺の鐘楼にぶら下がっている梵鐘の重さは、だいたい16式機動戦闘車と同じだ
逍遥園(高雄)
高雄の将来性を見込んだ浄土真宗本願寺派の法主大谷光瑞がこの地に農園を造り、その傍らに建てたのが逍遙園だ
三鳳宮(高雄)
三鳳宮の提灯を眺めていると隙間なく並んでいる提灯が整列している人間に見えて、マスゲームしているように見えるのだった
上野東照宮(上野)
上野戦争や関東大震災、第二次世界大戦などの厄災を乗り越えて、1651年に改築した社殿が今でもどしんと待ち構えている上野東照宮は強運の神様としても信仰されている
根岸森林公園(横浜)
目玉のような丸窓が見下してくる建物は一等馬見所と呼ばれるもので旧横浜競馬場の観客スタンドの残滓だ
鶴岡八幡宮(鎌倉)
段葛が石積みになったのは1961年から1962年にかけてのことで、桜が植えられたのは1917年のことだというから、昔からある段葛も実は地味にバージョンアップをし続けているのだ
旧下野煉化製造会社煉瓦窯(野木町)
宇宙船を思わせる円形の土台の上にアンテナのような煙突が伸びている旧下野煉化製造会社煉瓦窯は古いものなのに外観は近未来的だった
三井本館(日本橋室町)
三井本館は当時の一般的な事務所ビルの約10倍のコストがかけられているらしい
登呂遺跡(静岡市)
登呂遺跡で復元された建物の用途はどうやって判定しているのだろう
感仙殿(仙台)
他の霊廟も立派だけれど、藩祖である伊達政宗の霊廟である瑞鳳殿は別格だった
瑞鳳殿(仙台)
大修繕を終えてそれほど時間の経っていない瑞鳳殿は本殿も拝殿も色鮮やかだった
旧手賀教会堂(柏)
単なる古民家のような外観とは裏腹に、茅葺屋根の建物はイコンが掲げられている正教会の教会堂だ
善光寺(長野市)
下に向かって膨らんだ形が地上の手前で萎んでいるようになっている善光寺の本堂は、ジブリアニメに登場するトトロのような安心感を放っている
奥野ビル(銀座)
奥野ビルで現役で稼働しているエレベーターは民間の住居としては日本で初めて設置されたものらしい
函館ハリストス正教会復活聖堂(函館)
ニコライ聖堂に名を残す聖ニコライも、来日当初に赴いたのは函館だった
札幌市時計台(札幌)
日本国内でがっかりした観光地を挙げるとしたら、札幌の時計台が僕の中で最有力だ
小樽市総合博物館(小樽)
小樽市総合博物館にある機関車庫三号は「現存する日本最古の機関車庫」だ
小樽(北海道)
かつての繁栄を象徴する倉庫も、ほとんどが美術館や店舗になっていて、倉庫としては使われていない
1927年に建てられた鋼鉄製の火の見櫓はすでにボロボロで、現在は保存修繕に向けて活動が行われているらしい
小樽住吉神社(小樽)
松尾芭蕉の句碑も立っているので、芭蕉は奥の細道のついでに北海道まで訪れていたのかと思ってしまったけれど、そんなことはない
岡本八幡神社(岡本)
岡本八幡神社の社殿に続く階段の下に雰囲気のいい鳥居が立っている
西新井大師(西新井)
西新井大師では「北斎会」のときにだけ、所蔵する葛飾北斎の肉筆画を一般公開している
三宝寺(石神井台)
三宝寺という寺院でかつての勢威を感じるのは難しい
長命寺(高野台)
四頭身で作られている四天王像はゲームに登場するキャラクターのようで威厳を感じるにはちょっと可愛すぎた
埼玉古墳群(行田)
埼玉古墳群にある稲荷山古墳は大きく、上に登ることも可能だ
水城公園(行田)
忍城の外堀を埋めて造られた公園に、ウェス・アンダーソンの映画に出てきそうな可愛らしい建物が建っている
調神社(さいたま市)
珍しい狛兎とは裏腹に窓ガラスに映った社殿はいたって地味なものだった
小石川後楽園(後楽)
岡山後楽園と小石川後楽園では小石川後楽園の方が後楽園と名乗り始めたのが早い
中山法華経寺(市川)
中山法華経寺の聖教殿は日蓮聖人の遺品を後世に伝えるために造られた頑丈な宝蔵なのだ
東山魁夷記念館(市川)
東山魁夷記念館は長野県立美術館へ行きたいと思わせる壮大な仕掛けなのかもしれない
池上本門寺(池上)
鮮やかな朱色が美しいにもかかわらず、周囲に人はあまりおらず、宝塔は静かに佇んでいるのみだった
本門寺の五重塔が焼失しなかったのは、単なる幸運以外の何ものでもない
東京ジャーミイ(代々木上原)
東京ジャーミイという代々木上原にあるモスクは、一見の価値があるスポットだ
旧堀田家住宅(佐倉)
江戸時代の千葉県には17もの藩がひしめき合っていたらしい
赤城神社(流山)
太い注連縄はなんだか朝鮮人参のように見えてしまう
三渓園(横浜)
もともと仏教寺院の中心に据えられた三重塔などの仏塔も日本では中心に据えられることはほとんどない
三渓園は絹貿易で富を築いた原富太郎が古建築を邸宅の敷地内に移築したのが始まりだ
聖天宮(坂戸)
台湾様式の道教寺院・聖天宮を建てた人は坂戸とは縁もゆかりもない人なのだという
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