王宮の近くを桟橋に向かって歩いていた。王宮の奥にチャオプラヤー川を渡る渡船の桟橋があるのだ。この辺りはもともとバンコク有数の観光名所なのだけれど、僕が訪れた時はいつにも増して大勢の人で賑わっている。王宮では先ごろ亡くなったプミポン・アドゥンヤデート国王の一般弔問を受け付けていて、多くの弔問客もここにやって来ていた。炎天下を喪服で歩いている人が多い。観光客よりも多いような気がするくらいの弔問客がいるのだった。
弔問客を横目で見ながら僕は長い壁の横を伸びる歩道を歩いていた。すると、警官が待機している場所があった。このような状況だけに警官は忙しいのかと思いきや、そうでもないようだ。二人の警官は屋根の下の椅子に腰掛けて往来を穏やかに眺めている。二人からは忙しそうな雰囲気は微塵も感じられない。声を掛けると、じっとカメラを見てくれる。それにしても、変わった形の屋根だった。この場所は交通課のような部署が担当しているのだろうか。屋根はヘルメットの形をしていた。
2018年8月 人びと タイ | |
バンコク 警官 屋根 制服 |
No
10704
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年08月23日
更新日
2024年02月03日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA