モスクの中に大勢の人が集まっているからと言って、モスクの近くに住んでいる人たちが必ず金曜日の集団礼拝に参加しているとは限らない。参加しない人も当然いる。すべての住民がイスラム教徒ではないだろうし、イスラム教徒であっても敬虔な信徒というわけではないのだ。
モスクの中で説教を熱心に聞き入っている男たちがいる一方で、周辺の路地を歩いているとモスクに行かず、のんびりと時間を過ごしている人の姿も思っている以上に多い。そもそも金曜日にモスクに集まって礼拝するのは男性にだけ課された義務なので、女性は礼拝とは無関係に普段どおりに過ごしている。さらに集団礼拝に参加しなかった男たちの姿も散見されるのだ。
写真のふたりの男もモスクで行われている集団礼拝に参加しなかった口だ。ひとりはベンチの上でだらしなく寝入っていて、もうひとりは地面に置かれた丸いまな板の横でうつむいていた。まるで行われている集団礼拝が終わるのをじっと待っているかのようだった。
2021年3月 インドネシア 人びと | |
ベンチ 俎板 眼鏡 ジャカルタ 包丁 男性 リラックス |
No
11849
撮影年月
2020年1月
投稿日
2021年03月18日
更新日
2024年09月23日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF