引き続き露天市をウロウロとしていた。大勢の地元の人が買い物に訪れていて、市は賑わっている。売られているものは生鮮食品ばかりだ。そのため、買いに訪れているのは地元の人たちばかりで観光客の姿はない。僕がこの市の中で唯一の外国人かもしれなかった。
ウロウロしているうちに、肉屋の前へとやって来た。市に並んでいる肉屋の中には牛肉や豚肉を売っているところもあるけれど、やはり鶏肉を売っているところがもっとも多い。他の国と同じように鶏肉がここでも一番手頃な価格なのだろう。
肉屋の店頭にはテーブルが出ていて、そこでふたりの男がせっせせっせと肉の塊をさばいている。とても忙しそうだ。写真の男はその肉屋で忙しそうにしていたひとりだ。店頭をウロウロしている僕に会計担当の人は気がついて、何やら声をかけてくるのだけれど、肉をさばいている男は僕には無関心だった。そんな暇はないのだろう。脇目も振らず、肉をさばき続けていた。さばく手付きにも惹かれたけれど、男が着ているTシャツに幾つもの星が描かれているのも気になった。そういえば、ミャンマーの国旗にも中央に大きな星が描かれている。
2018年11月 ミャンマー 人びと | |
肉屋 俎板 包丁 肉 ヤンゴン |
No
10781
撮影年月
2018年9月
投稿日
2018年11月01日
更新日
2024年01月29日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA