ムンバイ(インド)
ムンバイの商店街の裏側──路地に広がる子どもたちの世界
路地を進んでも、地元の人びとは僕にほとんど興味を示さないどころか、僕の存在にすら気づいていないように見えた
1階部分にはそれぞれの住居の入口が設けられていて、よく見ると建物ごとに梯子がかかっていた
路地を進んでいると、突然男の子が「ナルト」と声をかけてきた
入り組んだ路地は細く、建物同士が密集しているため、一歩足を踏み入れるとすぐに地元の人びとと顔を合わせることになる
問屋が軒を連ねる路地を商品ばかりが行き交っていて、人間は脇役だった
問屋街の両脇には台車や籠が所々に置かれ、誰かが乗ってきたバイクも無造作に停まっていた
日本では荷物を頭上に載せて運ぶ術は廃れてしまって、ロストテクノロジーになってしまっている
有楽町(東京)
住宅街の路地は入るのを躊躇してしまうときもあるけれど、商業地域にある路地でそのように思うことはない
自由が丘(東京)
自由が丘駅の周りにはまだまだ路地があってごちゃごちゃした雰囲気が残っている
四谷(東京)
なぜ電動アシストはアシスト止まりなのだろう
神楽坂(東京)
神楽坂にある兵庫横丁は名前の由来と雰囲気がかなり違う
細い路地の残る神楽坂に古い建造物は残っていない
思い出横丁(西新宿)
紅葉の装飾がキラキラしている思い出横丁
浦安市郷土博物館(浦安)
浦安市郷土博物館の再現された町並みを歩くシルエット
東大井(大井)
狭い路地を塞ぐかのように大きな看板が掲げられていた
京都市(京都)
なんてことのない路地を歩くのも楽しい
北小路(京都市)
北小路は目立たない路地だけれど、京都が平安京と呼ばれていた時代からある古い路地だ
ジャカルタ(インドネシア)
モスクで集団礼拝が行われている間も、路地では子どもたちが声を上げて遊び回っていた
モスクの前では聖なる空間と料理の載った皿を持つ女性が歩く俗世界が隣り合わせになっていた
再開発された町を散策しても面白く感じられないのは、人の流れがスムーズになりすぎているからではないだろうか
路地は子どもたちの格好の遊び場になっているものの、全ての子どもたちが無邪気に走り回っているわけでもない
集団礼拝に参加するのが義務とされているのは男性に対してだけなので、礼拝の最中も女性は普通に路地を行き来している
ジャカルタ・コタにある路地には洗濯物が干してあって安穏な雰囲気が漂っていた
公共の場所は他者が掃除すると思う人が多い一方で、この路地のような住民のパーソナルスペースは住民自身が清掃することが多いのだ
チルボン(インドネシア)
道端に干された洗濯物を前にして、男は黙々と下ごしらえを続けていた
路地にも豆腐を売る屋台が出ていた
市場裏の路地を何台ものバイクが行き来していた
背の高い壁に挟まれていて閉塞感のある路地だった
ジャカルタでも洗濯するのは女性の仕事のようで、洗濯物の近くの女性たちが子守もしていた
どこにでも自由に出入りできるのは猫の特権だ
ごちゃごちゃしていた路地に鍋が置かれていたりして、誰かの家の入り口かのようだった
すぐ近くでふたりの行商人が天秤棒を下ろして商売をしていた
ジャカルタでギターを弾く男は見かけたけれど、ガムランを演奏している人は見かけなかった
駅周辺のごちゃごちゃした路地を整理したがる再開発は地元の活力を奪っているのではないだろうか
ジャカルタは大通りから離れると迷路のような自動車が入れない路地ばかりだ
男たちが路地にたたずんで路地の向こうから来る人を待ち構えているようだった
グロドック地区(ジャカルタ)
真っ赤な提灯がいくつもぶら下がっているのを目にするとチャイナタウンということを実感する
幼くとも女の子はおしゃべりが好きで、このふたりも路地で噂話に花を咲かせていた
カメラを向けると、男の子はその瞬間を待っていたかのように逃げていった
トラック
広場
笑顔
煙草
お母さん
列車