最近では中国も発展して世界の工場なんて呼ばれている。今やアメリカや日本のメーカーが発売している工業製品でも中国製の部品を使っていないものなんてないのではないだろうか。
でも、中国は工業製品を輸出するようになる前からずっと輸出し続けているものがある。それは中華料理だ。20年くらい前にユーラシア大陸をウロウロしたときにも、びっくりするような田舎でも中華料理店を見かけたものだ。フランス料理やトルコ料理も中華料理と並んで世界三大料理と言われるけれど、中央アジアや中東諸国でフランス料理店やトルコ料理店を目にすることはほとんどなかった。もっとも高級なレストランはあったのだろうけれど、貧乏旅行者である僕が入れるようなものはなかった。それに対し、中華料理店はほとんどの国で見かけるのだ。中華料理は万人向けの料理なのだろう。
歩いていたグロドックはジャカルタにあるインドネシア最大のチャイナタウンだ。町角には中華料理店が並んでいて、道端に出ている屋台も中華料理を出していた。写真の屋台もそのひとつだ。男はテーブルの上に丸いまな板を置いて、その上でニンニクを細かく刻んでいた。何を作っているのかは分からなかったけれど、精がつく料理を作っているのだろう。
2020年5月 インドネシア 人びと | |
俎板 食べ物の屋台 ニンニク ジャカルタ 包丁 青年 |
No
11541
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年05月26日
更新日
2023年09月04日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF