様々な生鮮食品がバゴーの市場の通路に並べられていた。野菜も売られていれば魚も売られていた。人びとが通路の端に店を開いているので、通路は売る人と商品と買い物客でごちゃごちゃしていた。
そんな通路をウロウロしているうちに、魚売りの前にやって来た。女性の店主が目の前に丸い俎板を置いてしゃがんでいる。俎板の上には一尾の魚が載っていて、女性はまさに腹を割こうとしていた。俎板の周りには魚のわたが散らかっているところを見ると、女性はもう何尾もの魚を捌き終えたのだろう。
手前に目を向けると、そこには魚屋の女性の息子と思しき男の子が石の上に腰を下ろしていた。頬杖を突いていた男の子は、つまらなさそうにお母さんが魚を捌くのを眺めている。お母さんの作業には全く興味がないのだけれど、義理で仕方なく眺めているような感じだった。これくらいの年齢だと親がすることに反発を覚えることはあっても、関心を持つことはないのかもしれない。いずれにしても男の子は冷たい視線をお母さんの手先に向けていた。
2019年8月 ミャンマー 人びと | |
バゴー 魚 魚売り 市場 親子 |
No
11157
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年08月22日
更新日
2020年10月20日
撮影場所
バゴー / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA