普段は入れないところに入れると聞いて、この日は東京の千住にある足立市場にやって来た。ここは都内で唯一の水産物専門の中央卸売市場で、普段はプロが買い付けを行っているところ。一般人は入れない。そんな足立市場も2ヶ月に一回催される「あだち市場の日」には一般人にも開放されていて、この日はその「あだち市場の日」だったのだ。
僕は知らなかったけれど、市場に入れる「あだち市場の日」は結構有名のようで、市場の中には僕のような一見して一般消費者とわかる人が大勢歩き回っている。ここで売られているもののうち、まぐろ類が約8%、鮮魚が約30%、残りの62%が冷凍品や塩干加工品だという。人気なのはやはりまぐろ類だ。一般消費者がやってくる日だけあって、まぐろの解体ショーも行われていて、まぐろを販売する仲卸業者の周囲には人だかりが出来ていた。
人だかりを横目に僕はあまり人のいないエリアを歩いていた。客がいてもいなくても、やるべき仕事に変わりはない。市場のあちらこちらで人びとが忙しそうに働いている。とある仲卸業者ではタオルをハチマキのように頭に巻いた男性が黙々と魚をさばいていた。
2024年4月 人びと 東京 | |
魚売り 眼鏡 包丁 市場 千住 |
No
12584
撮影年月
2023年9月
投稿日
2024年04月27日
更新日
2024年05月14日
撮影場所
千住 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF