多くの露天商が歩道の上で熱心に商売をしていた。歩道は露天市になっている。ここで売られているのは食材ばかりだった。
写真のルンギを穿いた男も、歩道で商売をしていたひとりだ。男は大蒜を量り売りしていた。男の腰を下ろしている周囲には、大量の大蒜が山積みになっている。男の仕事ぶりを見ていると、客がやって来て大蒜を買い求めていた。すると、男は注文を受けた量の大蒜を手に取り、徐に天秤に載せ始めた。男はいまだに大きな金属製の天秤を使っているのだった。この辺りでは機械式の秤を見かけることはない。まだまだこのような古めかしい天秤が現役で使われている。このような場面を見ていると、旅情がふんわりと僕の中に浮かんでくるのだった。
2008年7月 人びと スリランカ | |
ゴール ニンニク 露天商 天秤 |
No
1781
撮影年月
2008年3月
投稿日
2008年07月05日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ゴール / スリランカ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM