他の市場と同様に、この市場でもニンニクを扱うお店を見つけた。市場の隅に腰を下ろした男の周りには大きなザルがいくつも置かれ、どのザルにもニンニクが山のように盛られていた。インドの市場では、ニンニクが必需品であり、非常に売れ筋の商品であることが窺える。
しかし、これだけ大量にニンニクが売られているのを見ると、インド人のニンニク消費量はさぞ多いのだろうと思いきや、実はそれほどでもない。一人当たりの年間ニンニク消費量が世界で最も多いのは中国で、なんと14.3キロにも達するという。以下、韓国(6.2キロ)、バングラデシュ(2.6キロ)、ロシア(2.2キロ)、インドネシア(1.8キロ)と続き、上位五カ国にインドは含まれていないのだ。
それでもインドが世界第2位のニンニク生産国であることを考えると、このギャップは興味深い。おそらく大量に生産されたニンニクは輸出に回されているのだろう。インド料理ではスパイスがふんだんに使われるため、ニンニクも料理に欠かせない素材ではあるが、国内消費だけではまかなえないほどの生産量なのだろう。
2025年2月 インド 人びと | |
髭 ニンニク 眼鏡 男性 ムンバイ |
No
12783
撮影年月
2024年5月
投稿日
2025年02月01日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF