ヤンゴン中心部の露天市に来ていた。生鮮食品を扱う市場は、普通の道路に開かれていた。写真のお店はその市場にあった露店だ。店には多くの籠が置かれていて、どの籠も玉ねぎや大蒜でいっぱいになっていた。男と女が腰を下ろして、籠が置かれたテーブルの向こうに建物の扉が見える。この露店は道に建っている普通の建物の一階部分を塞ぐように営業していた。この状況で建物に入るのは容易ではない。テーブルが邪魔で扉が開かないのではないだろうか。
籠の横に腰を下ろしている男女が、この建物に住んでいるのかどうかは分からないけれど、ふたりは建物に出入りするのを諦めているかのよう。もしかしたら、店頭に並べられた玉ねぎや大蒜を売り切るまで、扉を開けないと心に決めているのかもしれない。そうだとすると、扉を開けられるようになるには、まだ時間がかかりそうだ。どの籠にも売り物が山盛りになっていて、昔ながらの天秤の皿には分銅も何も載っていなかった。
2018年11月 ミャンマー 人びと | |
二人組 ニンニク タマネギ 露天商 タナカ 計量器 ヤンゴン |
No
10790
撮影年月
2018年9月
投稿日
2018年11月09日
更新日
2023年09月19日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA