狛犬が柱の陰から向こうに建つ聖天宮の様子をうかがっていた

聖天宮の狛犬
聖天宮の狛犬
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口を開けた狛犬が柱の陰から向こうに建つ建物の様子をうかがっている。それが現実なのか幻なのか自信が持てず、真正面から眺められないようだ。おそるおそる横目で見ている。確かに建物は日本ではあまり見かけない様式だ。三層の屋根は反り返り、黄色に彩られているし、横に供えられた塔の屋根も同じように黄色だ。狛犬が寄り添っているのも、日本ではあまりない扉のない、いわゆる牌坊だ。知らぬ間にテレポーテーションしてしまい台湾にある寺院にやって来てしまったのではないかと勘違いしてしまうくらい異国情緒、正確には台湾の佇まいに溢れた寺院だった。

それもそのはず。この埼玉坂戸にある聖天宮は台湾系道教の寺院だ。でも、ただの道教寺院ではない。建材だけでなく職人も台湾から呼び寄せて、15年の歳月を費やして建造されたという台湾様式の寺院なのだ。どこにも日本建築らしさはなく、台湾のどこかの廟を移築したかのようだと評されるくらい本格的なもの。ここしばらく海外旅行に行けていない僕は、ここにやって来て台湾成分を体内に充填することにしたのだった。

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2023年1月 建築 埼玉
狛犬 坂戸 寺院 黄色

PHOTO DATA

No

12438

撮影年月

2022年10月

投稿日

2023年01月31日

更新日

2023年08月09日

撮影場所

坂戸 / 埼玉

ジャンル

建築写真

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

日本国内で撮影した写真とエッセイ

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