昔話では神社の境内で遊ぶ子どもたちが登場するけれど、東京都心にあるような神社で遊び回る子どもの姿を見かけるのは稀だ。広くもなく、隠れたり登ったりできる木もない都会の神社で目にするのは御朱印を求める大人ばかりで、境内の平均年齢はとても高い。
この時やって来た白金にある氷川神社も、通り沿いに立つ鳥居を抜けて辿り着く境内に自動車を停めるスペースはあっても、子どもたちが自由気ままに遊ぶような場所はない。当然境内に子どもの姿もなかった。
遊び回る子どもたちがいない代わりに、僕の前に姿を現したのは猫だった。参拝に訪れた人たちの動向なんて気にすることなく、自由気ままにウロウロしてる。すっかり人間に慣れているようで、僕が近づいても逃げる様子はない。その堂々とした振る舞いは、まるで境内の主のようだ。
境内をうろついていると、先程見かけた猫とは別の猫も見かけた。猫は一匹だけではなく、複数いるようだ。どうやら白金氷川神社は猫がよくいる神社として有名らしい。そして猫は白金という地名をもじってプラチナキャットなんて呼ばれているのを知って、ちょっといやらしさを感じた。
2022年4月 動物 東京 | |
猫 狛犬 境内 白金 神社 |
No
12239
撮影年月
2022年2月
投稿日
2022年04月18日
更新日
2023年08月15日
撮影場所
白金 / 東京
ジャンル
動物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS LOXIA 2/35