20年以上前に訪れた時とかなり雰囲気が異なっているような気がしたのは、2009年から2010年にかけて実施された「再生プロジェクト」と銘打つ工事のためのようだ。東京の赤城元町に建つ赤城神社で以前に感じたちょっと薄暗く地味なイメージを今の境内で探しても、もうどこにもない。建築家の隈研吾がデザイン監修した境内はとてもモダンな感じになっている。カフェまで併設されている境内は、良くも悪くも1300年に建立されたという由緒を感じさせない造りになっているのだ。
社殿も老朽化していたため、再生プロジェクトで再建されたというから境内には古い建物は見当たらない。社殿前に鎮座している狛犬もモダンな造作だ。オベリスクのような台座の上に載った狛犬は唐獅子のような荒々しさは感じられず、マスコットのよう。ちょっと潰れたスヌーピーのようにも見えるし、スフィンクスのフィギュアのようにも見える。夜遅くにやって来たら、なぞなぞを出されてしまいそうだ。
2022年6月 静物 東京 | |
赤城元町 漢字 狛犬 神社 |
No
12288
撮影年月
2022年4月
投稿日
2022年06月06日
更新日
2023年08月13日
撮影場所
赤城元町 / 東京
ジャンル
静物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS LOXIA 2/35