東南アジアで町をウロウロしていると、カラフルなものをよく目にする。ミャンマーでは街角に出ているパラソルはカラフルだったし、人びとのかぶっている帽子もカラフルなことが多かった。ここインドネシアのジャカルタでも同じだ。金徳院という由緒ある中国寺院の門もカラフルな色合いに塗られていた。
門の屋根は赤と緑と白と黄色で塗り分けられていて、漢字で書かれた大きな扁額は真っ赤なだった。仏旗の色を用いているのかとも思ったけれど、青が使われていないから違うだろう。単にカラフルに塗られているようだ。そして、そのカラフルさは青い空にとても映えていた。
東南アジアでカラフルな色彩が好まれるのは、やはり日光が強いことと関係があるのだと思う。強い日差しの下ではモノトーンよりもカラフルな方が映える気がするのだ。
その証拠にアフリカ(ざっくりとした言い方だけど)の人のまとう民族衣装にはカラフルなものが多い。どこ住む人間でも、身に付けるものや自分の周りにあるものを映えるように飾り立てたいと思うに違いない。日差しの強い場所では結果としてカラフルなものになるのだ。
2020年11月 建築 インドネシア | |
参道 漢字 門 ジャカルタ 扁額 寺院 |
No
11724
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年11月09日
更新日
2023年08月30日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
建築写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF