ミャンマーの日差しは強い。でも、日傘を差しながら町を歩いている男性を見かけることは珍しい。日本と同じように男たるもの日傘を差すのは格好良くないという風潮のようだ。でも、面白いことにそのような風潮は場所によって異なるもので、ミャンマーの近くにあるラオスでは、大勢の僧侶たちが日傘を手に町を闊歩していたりする。この違いも、文化の相違の一種なのだろう。
日傘を差さないミャンマーの男たちは、その代りに帽子を被っていることが多い。写真のバス停に立っていた男も帽子を被っていた。アジアで地元の人が被っている帽子というと、ベトナムのノンラーのような編笠が多いけれど、男が被っているのはノンラーとはちょっと違う帽子だ。帽子の頂上は尖っておらす、丸みを帯びている。他の国ではあまり見かけない形のような気がする。
この帽子がミャンマー独特のものなのかどうかはよく分からないけれど、いずれにしても鮮やかに彩られている。黄色と赤と緑で彩られた帽子は強い日差しの下でとても映えて見えた。
No
11179
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年09月05日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA