昌慶宮に入ると、立派な門が目の前に現れた。明政門だ。この門をくぐるとそこには昌慶宮の正殿である明政殿が待ち構えている。ちょっと離れたところから門を眺めていると、日傘を差した女性が現れて明政門に一歩一歩近づいていくのが見えた。
門の上部には漢字で書かれた扁額が掛かっている。日本人には簡単に読める漢字だけれど、ハングル教育に注力してきた韓国の人はどうなのだろう。自国民でもこの門の名前を読めない人がいるような気がしてならない。
日本でも同じだけれど、歴史ある建物には扁額が掲げらていて、建物の名前が書かれている。まるで名札を付けているようだ。ヨーロッパでは教会の入り口にその教会の名が示されているようなことはない。文化の違いといってしまえばそれまでだけれど、興味深い現象だ。
いずれにしても、旅行者にとっては扁額があると便利だ。建造物の名前がわかるし、自分がどこにいるのかも容易に把握できる。
2013年10月 町角 韓国 | |
漢字 門 宮殿 ソウル 石畳 扁額 傘 世界遺産 |
No
7974
撮影年月
2008年6月
投稿日
2013年10月13日
更新日
2024年07月04日
撮影場所
ソウル / 韓国
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM