パンソダン通りには中層の立派な建物が建ち並んでいた。どれもこれも年季の入っている建物だ。この辺りには官庁や政府系企業の建物が多い。正式な首都はネーピードーに遷都されてはいるものの、ミャンマーの中心は今でもヤンゴンなのだ。写真の建物をよく見てみると、入り口の上に企業名が書かれている。それによると、ここはミャンマー農業発展銀行の建物のようだ。HEAD OFFICEとも書かれているからここが本店なのだろう。
調べてみると、この建物は1930年代に建てられているらしい。通りで古びているわけだ。建設当初の所有者はNational Bank of India。今では不思議なことだけれど、建設当時のミャンマーはイギリス領インド帝国の一部だった。インドやバングラデシュとミャンマーは文化も人もかなり違うような気がするけれど、イギリス人は一緒くたにしてしまっていたのだ。そのため、ヤンゴンの中心にNational Bank of Indiaの建物があったのだろう。
この日は日曜日だったので、道を歩いている人は少ない。閑散とした歩道には露店商がカラフルなパラソルを広げて商売していたけれど、暇そうだ。人通りもまばらな大きな通りには長閑な雰囲気が漂っていた。
2018年12月 町角 ミャンマー | |
建物 露天商 傘 ヤンゴン |
No
10817
撮影年月
2018年9月
投稿日
2018年12月04日
更新日
2024年01月25日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA