中正紀念堂の敷地の入口に5つのアーチを持つ大きな牌楼が建っていた。扁額には「大中至正」と書いてある。「偉大なる中華はもっとも正しい」という意味らしい。ここはその名が示すとおり、蒋介石を顕彰した施設。蒋介石自身が「正しい」人であったかどうかは判断が分かれるところだろう。
門の向こうに見える三角の屋根を持つ建造物が中正紀念堂だ。この牌楼から中正紀念堂まではまだまだある。敷地はあまりにも大きい。蒋介石が台湾で強大な権力を持っていたのと同時に、死後も自らが弾圧した本省人たちに自らの威厳を示し続ける必要があったのだと感じてしまう。
2007年2月 建築 台湾 | |
漢字 門 お堂・ホール 扁額 台北 |
No
715
撮影年月
2007年1月
投稿日
2007年02月05日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
建築写真
カメラ
RICOH GR DIGITAL