イェレー・パゴダが建っている中洲はそれほど大きいものではない。端から端まで歩き尽くしても時間はかからない。数分だ。中洲のあちらこちらを歩き尽くした僕はチャウタンの町へ戻ることにした。そそくさとボート乗り場へとやっては来たものの、ボートは運航していない。ちょうどお昼休みだった。ボートを操る人たちも御飯くらいはゆっくり食べたいだろうからこれも仕方がない。僕は小さな中洲の上で何もすることなく昼休みが終わるのを待つことになったのだった。
水辺に立って川面を眺めていた。川の水は濁っている。日本だと洪水のあとの川のようだ。東南アジアの川はこのような色をしていることが多い。濁っていて口にしようとは思えない代りに上流から肥沃な土壌が流れてきているのだろう。
そうこうしていると、ボート乗り場の階段脇に三人の男の子がたむろしているのに気がついた。この三人はお参りしにこの中州にやって来たようには見えない。おそらくは中洲と岸を結ぶボートで働いているのだ。とすると、この時間は昼休みのはず。しかし三人からランチを摂るような素振りは全く感じられない。ただただ腰を下ろして午後の仕事が始まるのを待っているようだった。
2019年4月 ミャンマー 人びと | |
男の子 帽子 チャウタン 裸足 三人組 |
No
10959
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年04月04日
更新日
2024年01月16日
撮影場所
チャウタン / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA