市場で漁網を扱っているお店の前を通り抜けていくと、また違った雰囲気の場所へ辿り着いた。ここにはどこにも漁網は見当たらない。その代わりに貴金属を扱うお店ばかりだった。店頭にキラキラした貴金属が並べられているのとは対照的に、どのお店も暇そうで廊下は閑散としていた。ここはチャウタンにある市場だ。ここでわざわざ貴金属を買う人はそれほどいないのだろう。
写真の女性も特にやることはないようで、通路に出した椅子に腰掛けて世間話をしていた。同僚が何か面白いことでも言ったようで、女性は閑散とした通路で笑っていた。
町中で営業している貴金属商の数は、その場所の政府の信頼性と反比例するような気がする。もし政府が信用ならないとなると人びとは財産を保全するために銀行預金や株式で財産を作るより、持って国外に逃げるれる貴金属を買い求めるような気がする。そのように考えると、ミャンマーの政府は民主化したとは言え、まだまだ自国民から信頼されてはいないような感じだ。
2019年4月 ミャンマー 人びと | |
椅子 廊下 チャウタン 笑い タナカ 女性 |
No
10991
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年04月29日
更新日
2023年12月27日
撮影場所
チャウタン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA