チャウタン(ミャンマー)
市場にあった床屋の中でバリカンを手にした男が楽しそうに散髪していた
チャウタン市場ではミャンマーの特産であるルビーは売られていなかった
ヤンゴン中心部と違って、チャウタンではバイクが走っているのを目にする
インドやバングラデシュと違って、ミャンマーでは髭を蓄えるのはあまり一般的ではない
町中で営業している貴金属商の数は政府の信頼性と反比例するような気がする
男はカミソリを手に漁網を修繕していた
手作業で作っている筈なのに、機械で巻いた煙草よりも手で巻いた葉巻の方が低価格なのは賃金が低いからだ
漁網がクシャクシャで苦笑いを浮かべているのか、カメラを向けられているから苦笑いを浮かべているのかは判断がつかなかった
チャウタンの中心部にある市場では大量の漁網が売られていた
インドやバングラデシュでも見かける携帯会社の看板がチャウタンにも掲げられていた
店先にキンマの葉がきれいに重ねられて山になっていた
いくらスマホが生活を便利にしても、人びとは定期的に散髪しなければならない
雨は上がっていたけれど、まだ雨宿りを続けている人もいた
男は日本から輸入した中古トラックの荷台から荷を下ろそうとしていた
親子連れがウェッタードウットーの屋台に就いていた
倉庫の中に停めた自転車タクシーの上で車夫がふんぞり返って客待ちしていた
車夫が愛車に乗ってスマホをいじりながら客待ちをしていた
橋のないこの辺りでは大勢の人が木造ボートで河を渡っている
茶色い水を湛えた川を小さな木製のボートが渡っていた
着岸している船の向こうにイェレー・パゴダが見えた
顔にタナカを塗った女性が力強く親指を立てた
船が浮かぶ小さな波止場はゴミだらけだった
笑ってくれた男の口の中はクーンで真っ赤に染まっていた
市場の片隅で男の子が丸い弁当箱を抱えて食べていた
女性がキンマの葉を手にしてクーンを作っていた
小雨の中をロンジーをはいたふたりの女性が寄り添って歩いていた
男は力強い顔でサイカという自転車タクシーのペダルを漕いでいた
市場の濡れた通路に立つ老婆が大声で話していた
男は唐辛子でいっぱいになったボウルを置いてヘタを取っていた
2色に分かれている大蒜と玉ねぎの山は、まるでインドネシア国旗のようだった
市場の中をウロウロしているうちに外は大雨になっていた
雑多なものに半ば埋もれるように腰を下ろしていた男の子が僕のことを見ていた
市場の中で鮮やかな服装に身を包んだ女性が縫製していた
何の変哲もないものばかりを売っている市場の中を陰影が実体よりもずっと格好いいものにしていた
チャウタンの市場ではダウンタウンの市場では見かけなかった漁網がたくさん売られていた
イェレー・パゴダ(チャウタン)
男は中洲に立つイェレー・パゴダへの渡船の舵を取っていた
イェレー・パゴダのある中洲のボート乗り場で男の子たちがダラダラしていた
男がイェレー・パゴダの水辺に立って祈っていた
タナカを頬に塗った男の子はイェレー・パゴダへ渡るボートで働いていた
中洲に建つイェレー・パゴダには渡船に乗らないと渡れない
食べ物の屋台
扁額
煙草
ポロシャツ
恥ずかしがり屋
魚