チャウタンの市場で漁網を扱う店が並んでいるところを通り抜けていくと、あっという間に外廊下の端に達した。端にもお店があるものの、さきほどまでと違って漁網のお店ではなかった。そこにあるのは葉巻用の葉を扱うお店だった。茶色の大きな葉っぱが床のあちらこちらに置かれていた。
ミャンマーでも日本で売られているのと同じ巻き煙草が売られている。けれどミャンマーでは葉巻の方が人気があるようだ。町中でセーボレイと呼ばれる葉巻を吹かしている人を見かけるのも珍しくない。巻き煙草よりもずっと安いのだ。手作業で作っている筈なのに、機械で巻いた煙草よりも低価格なのは、ここでは賃金がまだまだ低いからなのだろう。結果として葉巻を選ぶ人が多いのだと思う。
市場の店では女性たちが集まって葉の仕分け作業をしていた。完成品の葉巻が売られているのはよく目にしたけれど、材料の葉を扱ってる店を見たのは初めてだ。写真の若い女性は手際よく葉を仕分けていた女性陣のひとりだ。可愛らしい花飾りの付いた服を着て、頬にタナカを塗った女性にカメラを向けると、恥ずかしそうに笑ってくれた。
2019年4月 ミャンマー 人びと | |
恥ずかしがり屋 イヤリング 花柄 チャウタン ネックレス タナカ 若い女性 |
No
10989
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年04月27日
更新日
2023年12月28日
撮影場所
チャウタン / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA