ミャンマーの人はクーンを好む人が多い。クーンとはビンロウジをキンマの葉で包んだ嗜好品で、インドでもバングラデシュでもフィリピンでも台湾でも売られているものだ。ここミャンマーでも他国に負けないくらいに人気があって、歩いているとあちらこちらに販売店を見つけることができる。チャウタンの町にも、もちろん売っているお店があるのだった。屋台のような場所で売っている人も多いけれど、ここはちょっと規模が大きい。ひょっとしたら、クーン業界で大資本の部類に区分けされるくらいかもしれない。
店頭にはテーブルが並べられていて、上にはキンマの葉がこちらにもあちらにも山積みになっている。大勢の人がここに買い求めに来るようだ。でも、何よりも惹かれたのはその重ね方だった。大量に売りさばく場所でよく見かけるように綺麗な輪を描くように重ねられている。ミャンマーの市場でも果物も野菜も様々な種類のものが売られているけれど、このように綺麗にディスプレイされているものは無いような気がする。キンマの葉は特別扱いされているのかもしれない。
No
10985
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年04月24日
撮影場所
チャウタン / ミャンマー
ジャンル
食物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA
モノクロの写真を108枚掲載。もちろんKINDLE UNLIMITEDでも読めます。