歩き回っているうちに再び川辺に建つ市場へ戻ってきた。ここがチャウタンの中心部で最も賑わっている場所で、地元の人たちを観察するには格好の場所だ。中をウロウロしていると、2階へ上がる階段を見つけて、僕は上の階へ足を進めた。
2階には外廊下が真っ直ぐに伸びていて、お店が並んでいた。屋根からずらっと漁網がぶら下がっている。ここに軒を連ねている店舗は漁網を扱うお店のようだ。写真の赤いシャツを着た青年もそこで働いていたひとりだ。青年は突如現れた僕に気がつくと、恥ずかしそうに笑ってくれた。
それにしても大量の漁網が売られている。いくらチャウタンが漁業の町だとしても、漁網はそうそう売れるものではないだろう。漁師の人も一度購入してしまったら、当分の間は買い直すことはない気がしてならない。それとも、ここは旅行ガイド上で川の中に浮かぶ寺院が有名な町とされているけれど、産業的な視点で見ると漁網制作で有名なところなのだろうか。
2019年4月 ミャンマー 人びと | |
チェック柄のシャツ 廊下 漁網 チャウタン タナカ 青年 |
No
10987
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年04月26日
更新日
2023年12月29日
撮影場所
チャウタン / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA