チャウタンはガイドブックにも記載のある観光地のひとつだ。でも、ここにいる間、ひとりも僕以外の外国人旅行者の姿を見かけることはなかった。時期的なこともあるのかもしれない。でも、川の中州に建つ仏教寺院に参拝に訪れるミャンマー人は多い。1980年代1990年代に建立された寺院にはヤンゴンにあるシュエダゴン・パゴダなどとは違い、歴史はあまりないのだけれど、信仰は広く集めているようだ。写真の幼い男の子も家族と一緒にお参りしに来たのだろう。
男の子は川辺でひとりで遊んでいた。よく見てみると、両手で何本も木の棒を持っている。どうやら周辺に散らかっている枝の端切れを集めて遊んでいるようだ。もう何本も集めて、本人はかなりご満悦に浸っている。カメラを向けると、男の子はそのまま満足げな顔を僕に向けてくれた。この男の子にとっては、近くにある寺院にどれだけご利益があろうとも、その辺に転がっている木の棒の方がずっと重要なのに違いない。
2019年3月 ミャンマー 人びと | |
男の子 チャウタン 棒 笑顔 |
No
10953
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年03月30日
更新日
2024年01月16日
撮影場所
チャウタン / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA