渡船に大勢の人が乗っていた

波止場の水辺に立っていると、大きな川の向こうから小さなボートがやって来た。渡船だ。大勢の人が渡船には乗り込んでいる。ついさっきも別の渡船を見たから、頻繁に渡船が行き来しているのだろう。

写真の川はヤンゴン川に注ぎ込む支流のひとつだ。支流とはいえ、川幅は思いの外広い。にもかかわらずどこにも橋が架けられていないので、地元の人はみなこのような小さな木製ボートの渡船で川を渡っているのだ。ここからは岸の反対側にあるであろう波止場は見えなかったから、この渡船がこの波止場とどの波止場を結んでいるのかはよく分からなかった。ひょっとしたら複数の波止場の間を行き来しているかもしれない。

いずれにしても、どのボートにも結構人が乗っている。見てみると帽子を被っている人が多い。中にはヘルメットを被っている男もいた。でも、このような小さな渡船の上にはバイクは見当たらない。男は向こう岸に愛車を残したまま、川を渡ってきたようだ。

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