チルボンにあるカノマン市場では周辺の通りにもお店が軒を連ねていた。お店が市場のメインの建物のすぐ外にある様子はまるで築地の場外市場のようだ。
この通りも台湾や他の東南アジアで見かける歩道と同じように建物の1階部分をセットバックして設けられている。歩道の上に建物がせり出していて屋根になってて、強い日差しを避けて歩道を歩けるようになっているのだ。台湾ではこのような様式を騎楼と呼ぶらしいけれど、ここインドネシアでは何と呼ぶのだろう。
店舗が軒を連ねている歩道の前にも果物などを売る屋台が並んでいてた。足りないのはあとは買い物客の姿だけだ。お店はいっぱい並んでいるのに、買い物客はあまりいない。僕が訪れた時間が悪かったのだろうか。早朝にやって来たらもっと買い物客で賑わっているのかもしれない。なんて思っていると一台のベチャがのんびりと走ってきた。
ベチャはインドネシアで走り回っている自転車タクシーだ。人間を乗せて走るだけに、それほど速く走ることはできない。このベチャもゆっくりとやって来て、ゆっくりと走り去っていった。そののんびりしたスピードは、のんびりしたチルボンという町に相応しいように見えた。
2021年2月 インドネシア 人びと 乗り物 | |
ベチャ 帽子 チルボン サイクルリクシャー |
No
11816
撮影年月
2020年1月
投稿日
2021年02月13日
更新日
2023年08月28日
撮影場所
チルボン / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF