台湾の台北で撮影。
通路は真っ直ぐに伸びていた。街灯の類は無いので、通路は薄暗い。そして、車道側には沢山のバイクが駐められていた。地元の人はバイクで移動することが多いので、この町には大量のバイクが走っている。通路の先の方には「按摩」と書かれた看板がかかっているのが見えた。漢字の国を旅すると、何が書いてあるのかが分かってとても楽ちんだ。
そんな薄暗い路地に、幼い男の子がひとりでいた。両手を地面に手をついて路面を見つめている。とても熱心に見詰めている。何か虫でも見つけてのかな。カメラを構えている僕のことには一向に気が付かなかった。