ジャカルタやチルボンの町を歩いていて思うのは、男も女も頭に何かぶっている人が多いこと。イスラム教徒が多いから髪の毛をヒジャブやチャドルで隠している女性が多いのはもちろん、男性でも帽子をかぶっている人が多いように見受ける。モンスター・エナジーの帽子をかぶった老人を見かけるくらい、男性も多くの人が帽子をかぶっているのだ。
この写真の中でも、ベチャの座席に腰掛けて客待ちしている男も帽子をかぶっているし、その向こうに見える黄色いTシャツの男も帽子をかぶっていた。南国インドネシアはジャワ島にあるチルボンは帽子がないと寒くて敵わない日なんてない。単にこの辺りでは外出する際に頭に何かを載せないと落ち着かない男性が多いだけなのかもしれない。
そのような状況の中で、抱っこ紐でスッポリと抱えられた赤ちゃんが現れた。みんなが帽子やヒジャブをかぶっている中で、赤ちゃんはどうだったのかと言うとやはり帽子をかぶっていた。ぽんぽんのついたニット帽は可愛らしい。でも待てよ。ここは赤道近くにあるジャワ島だ。いくら可愛らしいとはいえ、毛糸の帽子をすっぽりとかぶせられたら暑くはなかろうか。心なしか、赤ちゃんもありがた迷惑と感じているような気がした。
2021年2月 インドネシア 人びと | |
赤ちゃん ベチャ チルボン ニット帽 市場 車輪 |
No
11808
撮影年月
2020年1月
投稿日
2021年02月05日
更新日
2023年08月29日
撮影場所
チルボン / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF