道端に駐められたベチャ

道端に駐められたベチャ
インドネシアのジャカルタで撮影 オザワテツ

シートカバーがボロボロになったベチャが道端に駐められていた

颯爽と走り抜けて行く姿を眺めていると、物珍しいこともあってなんだか素敵に見えるのだが、いざ間近でまじまじと見るとちょっと間抜けな感じがする。ジャカルタを走るベチャと呼ばれる自転車タクシーは、僕にはそんな存在だ。

この時も歩いていた道路の脇に2台のベチャが停まっていた。座席に腰掛けた客もいなければ、サドルにまたがってペダルを漕ぐ人も見当たらない。こうやって眺めると、どちらのベチャもシートのカバーが破れていて、使い古されたボロボロのソファが道端に放置されているかのよう。これが人を乗せるや否や住宅街の中を軽快に走り出すのだから、面白い。

ベチャの座席は一番前に取り付けられているから、この座席に乗り込んで走り出したら視界を遮るものは何もない。風も思う存分感じられて気分爽快に違いない。その代わり、あまりに速く走ったら怖くなってしまうだろう。でも、そこは安心。ベチャの動力は人間が漕ぐペダルだけだ。どんなに急ぎたくても、それほどスピードが出る代物ではない。軽快に走るものの、そのスピードはのんびりなのだ。

EN

ジャカルタってどこ?

PHOTO DATA

No

11729

撮影年月

2020年1月

投稿日

2020年11月14日

撮影場所

ジャカルタ / インドネシア

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

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