ジャカルタの住宅街の中を歩いていると、数台のバジャイという三輪タクシーが道路脇に停まっていた。客待ちをしているのかと思ったけれど、ちょっと違うようだ。ここはそれほど交通量のない住宅街の中だ。これらのバジャイは客待ちをしているのではなく、のどかな道端に車両を停めて、運転手たちが休憩していたのだ。タクシー運転手が交通量の少ない道路の脇に車両を停めて休憩しているのは日本と同じだ。
一台のバジャイの中を覗くと、運転手が狭い運転席で横になって寝ていた。窓枠に窮屈そうに頭を乗せて寝ている。ベチャと呼ばれる自転車タクシーの運転手が愛車の上で寝ているのはしょっちゅう目にしていたけれど、バジャイの運転手が寝ているのはあまり目にしたことはなかった。それだけ、この場所が交通量があまりなく休息するのに適した場所だということだろう。
運転手が寝ている窓の向こうにも別のバジャイが停まっているのが見えたけれど、そちらの運転席には人の姿がなかった。どこか他の場所で油を売っているのだろう。そして、道にはのんびりと歩いている人の姿が見えた。のどかな昼下がりだった。
2020年11月 インドネシア 人びと | |
バジャイ 帽子 ジャカルタ 男性 昼寝 |
No
11734
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年11月19日
更新日
2024年08月22日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF