モナスが閉館日とは知らずにジャカルタのムルデカ広場にやって来た僕は、仕方無く大きなムルデカ広場を囲むフェンスに沿って広場の外を歩いていた。モナスに入れないなら、とっとと次の目的地に行くしかない。次なる目的地はイスティクラル・モスクだ。
歩いているうちに、さっきとは別のモナスへの入り口にやってきたけれど、やはり門は閉まっていて入れない。門のずっと向こうにはモナスがそびえているのが見えて、ちょっと恨めしい。ちゃんと調べてからくれば良かったと思いながら、ふと横を見ると、鉄道の駅があった。ガンビール駅だ。
歴史的にはファタヒラ広場の近くにあるジャカルタ・コタ駅がジャカルタの中央駅なのだが、今ではほとんどの長距離列車がこのガンビール駅を発着駅としているらしい。その割には地味な駅だ。モナスのすぐ横にひっそりと入り口が設けられていて、何も知らなければ何の変哲もない駅前だ。
それでも、利用する人はそれなりにいるようで、駅前にはGojekのバイクが何台も停まっていたし、バジャイも停まっていた。バジャイの運転手はのんびりと客が来るのを待っている。その中のひとりはカメラに気がついて笑ってくれた。明らかに僕が観光客と分かっても、客引きを行ってくることもなく、ただただ笑顔を浮かべている。ここのバジャイはみなのんびりと客待ちをしているのだった。
2020年7月 インドネシア 人びと | |
バジャイ 客待ち 運転手 ジャカルタ 笑顔 タクシー |
No
11598
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年07月10日
更新日
2023年09月02日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF