ジャカルタでは青いオート三輪が沢山走っている。大きな道を歩いていると、交差点の近くに何台も連なって駐車されているのを見掛けることも多い。ガンビール駅前にも何台もの青い車両が停まっていた。これらのオート三輪はインドネシアでバジャイと呼ばれるタクシーだ。見た目にはインドで言うところのオートリキシャやスリランカのスリーウィーラーにと似ている。それもそのはず、ジャカルタで目にするバジャイもインドを走るオートリキシャもスリランカのスリーウィーラーも製造したのは、インドのムンバイに本社を置く自動車メーカー・バジャージ・オートだからだ。
同じメーカーの制作した同じ型番の車両であっても、国によって呼称が異なっているのだ。もともとインドでは人力車をリキシャと呼んでいて、それが自動で動くようになったので「オートリキシャ」となった。スリランカでは見た目がそのまま呼称になっている。スリーウィーラーを英語で書くとThree Wheelerだから、三輪車という意味だ。その一方で、インドネシアのバジャイというのはメーカーの名前がなまったもの。バジャージの長音が無くなって最後の「ジ」が「イ」に転移してしまっているのだ。
ちょっと変化してしまっているとはいえ、社名が一般名称になるなんてバジャージ・オート社の人も喜んでいるに違いない。
2020年7月 インドネシア 乗り物 | |
バジャイ 青 扉 ジャカルタ タクシー |
No
11601
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年07月12日
更新日
2024年01月03日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
自動車写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF