路地を抜けると、少しだけ幅の広い道に出た。それほど広くない道の交通量は思いの外、多かった。この辺りに建っているのは低層の建物ばかりで、歩道なんて代物は設けられていなかった。端を歩いている僕の横を車は結構なスピードで走り抜けていく。
しばらく歩いていくと、可愛らしい青いオート三輪が停まっていた。バジャイだ。ジャカルタの町を走り回るオート三輪のタクシーは青色と決まっているようで、他の色に塗られたバジャイを目にすることはない。かつてはオレンジ色に揃えられていたようだけれど、新しい車種に更新する際にすべて青色に変更したのだという。
このバジャイは客待ちをしているのか、運転席には運転手が乗っていていつでも発車できるようになっていた。でも、肝心要の客がいないようだ。野球帽をかぶった年配の運転手は、ちょっと窓の外に身を乗り出して、ちょっとイライラしていた。煙草を頻繁にふかしながら、客が来るであろう方向をしきりに気にしていた。
2020年6月 インドネシア 乗り物 | |
オートリクシャー バジャイ 青 帽子 客待ち ジャカルタ タクシー 交通手段 |
No
11555
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年06月06日
更新日
2020年11月10日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF