モナスからイスティクラル・モスクへ向かう途中にガンビールという鉄道駅がジャカルタにある。長距離列車の発着するジャカルタにおける中心的な駅のひとつだ。
直距離列車の発着する駅は、これからどこが遠くへ向かう人がいたり、どこが遠くからやってきた人がいたりとワシャワシャしていることが多いけれど、ここガンビール駅にそのような雰囲気はなかった。郊外の住宅地にある駅のような落ち着いた雰囲気が漂っていた。
駅前にはタクシーのバジャイが何台も停まっていて、客待ちをしているのだけれど、みなのんびりとしていて激しい客引きをする人は誰もいない。明らかな外国人旅行者である僕の姿を認めても、どこに行くんだ?バジャイで行くのがいいぞ!なんて声を掛けてくることもなかった。
やはり、ジャカルタはそれほど観光地ではないからだろう。大勢の観光客がいて、相場の知らない観光客には多目に請求出来るとなれば、少しは状況が変わってしまうのかも知れない。
写真の男もガンビール駅で客待ちしていたバジャイの運転手だ。男も目の前に突きつけられたカメラを見て、笑顔をみせてくれた運転手とは違ってちょっと怪訝な顔をしたものの、僕に営業をかけてくることはなかった。
2020年7月 インドネシア 人びと | |
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No
11599
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年07月11日
更新日
2023年09月02日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF