煙草をくわえたココナッツ売り

煙草をくわえたココナッツ売り
インドネシアのジャカルタで撮影 オザワテツ

道端のココナッツ売りはくわえタバコで仕事をしていた

モスクの前に立ち並ぶ屋台の中にはココナッツ・ジュースを売る行商人もいた。モスクの中では集団礼拝が行われていたので、買っている人はひとりもいない。この行商人も忙しくなるのは集団礼拝が終わってモスクから大勢の人が出てきてからなのだろう。僕が前に通りかかった時には暇そうだった。

使い古しの自転車に沢山のココナッツを載せてやってきた男は煙草を口にくわえて、手にしたナイフでココナッツを黙々とカットしていた。買い求める人が現れたら、もうひとカットするだけで売れるようにしているようだ。

男が次々にカットしているのを眺めていると、男は僕の存在に気が付いた。視線を僕に向けたのだ。でも、男は僕に買えと言ってくるわけではない。僕に鋭い視線を向けたまま、大きなココナッツを持ち上げて、「これからすることをよく見ているが良い」とでも言わんばかりの顔をした。そのココナッツを一思いに真っ二つにでもするのかと思って興味津々に眺めていたのだけれど、男はココナッツの端をちょっとかカットしただけで、再び黙々とココナッツをカットし続け始めた。ちょっと拍子抜してしまった。

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ジャカルタってどこ?

PHOTO DATA

No

11859

撮影年月

2020年1月

投稿日

2021年03月28日

撮影場所

ジャカルタ / インドネシア

ジャンル

ポートレイト写真

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF