クロントゥーイ市場の特徴は広いだけではない。昼間にしか来たことはないけれど、この市場は24時間365日開いているのだ。眠らない街のことを不夜城なんていったりするけれど、ここは不夜市場なのだ。かといって、ここには夜中に訪れたときに立ち寄るような飲み屋の類いはない。食材を売っているお店ばかりだ。いったいどのような人が真夜中に食材を買いに来るのだろう。そして、働いている人たちはいったいいつ寝ているのだろう。
写真に写っている眼鏡をかけた女性は、何時間も働き詰めだったのかもしれない。肉屋の店先のテーブルで寝息を立てていた。見たところ、ちょっと休憩を取っているだけではないような感じだ。女性は大勢の買い物客が通る通路に顔を向けてぐっすりと寝ていた。
女性の目の前にはバットが置かれていて、中にはひき肉が入っている。この女性は昼寝を取りながらも、客が来たら起きてひき肉を販売する魂胆なのだろう。でも、この様子だと客が来たからといってすぐに起きられるかどうかは定かではない。
2020年2月 人びと タイ | |
バンコク 肉屋 眼鏡 クロントゥーイ市場 市場 睡眠 |
No
11402
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年02月14日
更新日
2020年09月14日
撮影場所
クロントゥーイ市場 / タイ
ジャンル
スナップ写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA