この市場の中にあるお店はどれも小さなキューブのような小屋の中に設けられているのかと思っていたけれど、全てのお店がそうなっている訳ではないようだ。精肉店が立ち並ぶ区画にやってくると、キューブのような小屋はどこにも見当たらず、それぞれのお店は広々としている。肉屋のようなお店にとっては、小さなキューブのような箱の中で商売するのは不便だからそのようになっていないのだろう。精肉店の店先には大きなカウンターが設けられていて、その上に大きな肉の塊がぶら下がっていた。そして、肉が裸電球に照らされている。
見たところ、肉も捌き終わっていて、いつ客が来ても商売ができる状態になっているようだけれど、肝心要の客の姿がなかった。店員たちは差し当たって何もすることが無いようで暇そうだ。そんな肉屋の前に眼鏡を掛けた男が立っていた。ホースの端を手に持っていて、店の周囲に水を撒いている。客が来ないからか、男はつまらなそうな顔で黙々と水を撒いていた。
2019年2月 ミャンマー 人びと | |
肉屋 眼鏡 ホース 市場 肉 ヤンゴン |
No
10889
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年02月07日
更新日
2024年01月22日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA