クロントゥーイ市場は賑わっていた。ここでは様々な食材が売られていて、大勢の地元の人が買いに訪れている。お店とお店の間に伸びる通路では買い物客がうごめいているのだ。このような地元の市場の中を歩き回るのは楽しい。日本でも珍しくないものも売られているし、中には日本ではあまりお目にかかれないようなものも売られている。タガメが大量に売られていたりするのを目にすると、外国にいるのだなと実感する。タイではすり潰したペーストを調味料としたり、魚醤の香り付けに使われたりするようで、ここでも売られている。
でも、そのような食材を見て回るのも幼い子供にとっては退屈なことなのかもしれない。ここでは玩具の類いは売られておらず、店先に並んでいるのは食材ばかりだ。お父さんと一緒にやって来た幼い女の子も、すっかり歩き回るのに飽きてしまったようだ。通路の端に座り込んでちょっと遠くを眺めている。顔には好奇心の欠片も感じれない。お父さんもこの状況にお手上げのようで、女の子の横に立って黙ってスマホのチェックをしていた。
バンコクにはここクロントゥーイ市場以外にも沢山の市場が存在している。地元の人向けだったり、観光客向けだったり、売られているものも市場によって様々だ。
No
11401
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年02月14日
撮影場所
クロントゥーイ市場 / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA