眼鏡の女性がバンコクにあるクロントゥーイ市場の一角で魚を売っていた。魚は二尾セットで売られているようだ。販売している女性はつばの広い帽子を被って、長袖のシャツを着ている。首の周りにもよだれ掛けのようなものを巻いていて、かなりの日焼け対策を講じていた。これで普通の眼鏡ではなく、サングラスを掛ければ、眼球の中には紫外線が入ってこなくて完璧になることだろう。
売り主が日焼け対策を講じているのとは対照的に、売り物の魚は日差しに晒されていた。こちらにはあまり気をかけていないようだ。下に氷が敷き詰められている訳でもないので、魚はすぐに悪くなってしまうような気がしてならない。そんな僕の心配をよそに、女性は朗らかに笑ってくれた。
よく見てみると、女性が掛けているエプロンにはビットコインのロゴがプリントされていた。タイでも仮想通貨取引が流行っているのかもしれない。ひょっとしたら、この女性は仮想通貨取引で富を築いている人なのかもしれないと思いつつ女性の顔を見ると、同じ笑顔でもさっきまでとちょっと意味合いが違ってくるから不思議なものだ。
2018年4月 人びと タイ | |
エプロン バンコク 魚 眼鏡 縁のある帽子 クロントゥーイ市場 値札 女性 |
No
10539
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年04月28日
更新日
2024年02月17日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA