両端に住宅が迫っていて細い路地を歩いていた。びっしり並んでいるにもかかわらず、どれもこれも住宅は静まり返っていて人の気配がしない。ちょっと不気味だ。住んでいる人をひとりも見かけないし、家の外側に洗濯物も干していない。どの家からも生活臭が漂ってこず、誰も住んでいないかのようだ。
そのような道は細い癖に抜け道になっているようで、地元の人が乗ったバイクがひっきりなしに走っていた。歩いていると、何台ものバイクが向こうからやって来るし、僕を追い越していくバイクも多かった。歩道なんてものはないから、バイクはみな道路の端っこを歩く僕の横をすり抜けるよう走っていく。
ジャラン・シリワンギという大通りを歩いていたときは、地元の人の多くはベチャという自転車タクシーで市内を移動しているように思えたけれど、そうでもないようだ。この路地を見る限りでは、バイクを所有していて町中の移動を自分のバイクで行う人も多いように見える。この路地を走り抜けていくバイクにはハンドルを握る人しか乗っておらずみな自分のバイクに乗っているように見えたのだ。
2021年1月 町角 インドネシア 乗り物 | |
路地 チルボン バイク |
No
11800
撮影年月
2020年1月
投稿日
2021年01月28日
更新日
2023年08月29日
撮影場所
チルボン / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF