チルボンにあるカノマン市場側は広々としていて、のどかだった。賑わっている市場の建物からそれほど離れているわけでもないのに、市場の喧騒はもうここにはない。住宅街への抜け道に通じているようで、時折バイクに乗った人びとが走り抜けていた。
親子連れが道端に駐めたバイクにまたがっていた。お母さんがハンドルを握り、女の子がお母さんの前に、男の子が後ろに乗っていた。三人乗りしていたのだ。東南アジアではバイクに三人乗りしている人びとを目にするのは珍しくない。日本のように乗車定員が2名と定められていないのか、乗れるのだから乗って何が悪いと思っているのかはよく分からない。東南アジアのいい加減な雰囲気からすると後者である気がするけれど、どうなのだろう。
腕に入れ墨を入れたお母さんは、ヘルメットはおろかヒジャブもかぶっていなかった。インドネシアはイスラム教徒が多数を占める国だけれど、このお母さんはイスラム教徒ではないのだろう。チルボンの町には華僑が大勢住んでいるというから、このお母さんも非イスラム教徒の華僑なのかもしれない。
2021年1月 インドネシア 人びと | |
男の子 チルボン 家族 女の子 お母さん バイク 刺青 三人組 |
No
11796
撮影年月
2020年1月
投稿日
2021年01月24日
更新日
2023年08月29日
撮影場所
チルボン / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF