大通りからちょっと脇に逸れた日陰の中に車輪のついた移動式の屋台が出ていた。ジャカルタでもチルボンでも屋台は多い。元手が少なくても始められる商売だからだろう。
ガスボンベを一緒に持ち運んで、煮炊きや炒め物を提供する屋台も多い中、写真の屋台はフルーツを売る屋台だった。これだと調理の腕前もいらず、フルーツさえ仕入れられれば商売が成り立つ。そのままでもいいし、食べやすいようにカットしてもいい。屋台の中でも経営のハードルが低い部類ではなかろうか。そう考えると、フルーツの屋台を最も身にするような気がするけれど、実際にはそうでもない。あくまでも個人的な感想だけれど、町中で目にするのは料理を提供する屋台の方が多いように見える。南国インドネシアではフルーツはありふれ過ぎていて、あまり儲けがないからかな。
ちょうど写真の屋台には、子連れのお母さんが買いに訪れていた。抱っこ紐でお母さんにくくりつけられていた幼な子も、ワゴンの横に立つ女の子も視線は屋台の上のフルーツに釘付けだ。食べたそうなオーラが出ていた。おやつの時間だったのかもしれない。
2021年2月 インドネシア 人びと | |
バック・ショット チルボン 食べ物の屋台 ヒジャブ 親子 傘 |
No
11825
撮影年月
2020年1月
投稿日
2021年02月22日
更新日
2023年08月28日
撮影場所
チルボン / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF