長い歴史を誇る神社に狛兎がいると聞いて、さいたま市までやって来た。浦和駅西口を出て、トコトコ15分くらい歩くと辿り着く調神社には狛犬ではなく、狛兎が参道に鎮座している。神社についたところで、まず出迎えてくれるのはウサギなのだ。
参道の階段を半分くらい上がったところに立派な台座が設けられていて、上に不釣り合いなサイズのウサギが載っている。普通の神社ならば狛犬がいるところに、代わりに小さめのウサギがいるのだ。ちょっと気が抜けてしまう。狛犬は神社の入り口にいるのは神域に邪鬼が入らないように守護しているイメージがあるのだけれど、ここではウサギが同じ役目を果たしている。ウサギに強いイメージがないからだろう。ウサギの鎮座する台座は背が高く設定されていて、参拝客を見下ろすようになっていた。
調神社ではウサギは神使とされていて、境内のあちこちで見かける。手水舎ではウサギが水を吐き出しているし、池の中央にもいるし、境内の一画には先代の狛兎もいたりする。2023年の干支はウサギなので、ウサギの描かれた大きな絵馬まで置いてあった。そんなウサギ推しの神社の社殿は、個性的な神使とは裏腹に、いたって普通の社殿だった。
2023年10月 建築 埼玉 | |
反射 さいたま市 神社 像 窓 |
No
12531
撮影年月
2023年4月
投稿日
2023年10月14日
更新日
2023年10月15日
撮影場所
さいたま市 / 埼玉
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 1.8/85