のんびりしているうちに、電車は終着駅に到着した。やって来たのはチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅。もともと存在したボリバンダー駅という駅が手狭になったため、1887年に新たに建設された巨大な駅だ。
この駅舎は、かつてグレート・インディアン・ペニンシュラ鉄道(現在のインド鉄道の前身のひとつ)の本部が入居していた建物でもある。そのデザインはとても瀟洒で、もし駅だと知らなければ、それがただの交通拠点とは思えないような気品があった。
ゴシック・リヴァイヴァル建築の駅舎には優雅さだけでなく歴史が共存している。インドという国がヨーロッパの列強の植民地だったという歴史もまざまざと感じさせるのだ。
2024年12月 建築 インド | |
時計 ファサード ムンバイ 駅 世界遺産 |
No
12727
撮影年月
2024年5月
投稿日
2024年12月09日
更新日
2024年12月10日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
建築写真
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF