世の中には、世界遺産に登録されている鉄道施設がいくつか存在している。たとえば、1896年開業のユーラシア大陸初の地下鉄、ロンドン地下鉄に次ぐ史上2番目の地下鉄であるブダペスト地下鉄1号線。それから、イラン縦貫鉄道などもその一例だ。だが、駅舎そのものが世界遺産として登録されているケースとなると、ムンバイのチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅が唯一なのではないだろうか。
この駅舎の入口は、どこかヨーロッパにある教会の入口を思い起こさせるような重厚な造りをしていた。アーチ状の高い天井や細かな装飾が、見る者に歴史の重みを感じさせる。それはただの鉄道駅の入り口というよりも、時間と空間の境界線のように思えた。
2024年12月 建築 インド | |
アーチ ムンバイ 駅 世界遺産 |
No
12730
撮影年月
2024年5月
投稿日
2024年12月12日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
建築写真
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF